古いノートPCを再生するときのメモ.
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新しく配属された研究室,
なかなか楽しいところなんだけど,一つ問題がある.
それは,個人用PCが貸与されないこと.
共用もあるが,開発には個人用PCが必須.
ということで,ひと月くらい前に入手したジャンク品のノートPCを,
研究室専用PCにするべく,再生作業に着手した.
○Thinkpad i1800
CPU : Pentium 3 750MHz
Memory : 256MB
HDD : 30GB
状態は,バッテリ無し,その他細かい擦り傷が有るものの全体的にキレイ.
ジャンクなので,動作保証なぞあるわけがない.
「今時Pentium3ですか?」とか言われそうだが,
これでなかなか使い物になります.
この充実の背面ポートがその証.
左から,シリアルポート,パラレルポート,
RGBポート(アナログRGB映像出力),モデム,LAN,電源,USB1.0
そうです,今は無き,シリアルポートがあるのです!
シリアルポートが有るとなぜ嬉しいかというと,
ロボットの制御用のマイコン等との通信にはシリアルポートが
よく使われているからです.
まぁ,今はUSB-シリアル変換アダプタが普及してるので
それでも代用できるけれど,シリアルポートがあるに越したことはない.
そして,この時代まではグラフィック処理が
オンボードではない(マザーボード一体型ではない)ようで,
ちゃんと独立したグラフィック処理カードが搭載されている.
ということは,実はグラフィックスも強い(ハズ).
そしてそして,
さらには,DVDドライブが付いていることが判明!
動けば良いなぁ...
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とにもかくにも,ジャンク品なので動作確認.
若松通商で買っておいたIBMのACアダプタを繋げて起動.
BIOS,まったく問題なし.
CDドライブも生きてる.
ということで,Windows2000を入れる.
しかし,この状態では,まったくドライバが入っていないので,
グラフィックスやネットワーク接続ができない.
そこで,他のPCを使って,
IBMのページからThinkpad i1800系のドライバインストーラを捜してくる.
とりあえず,ネットワーク系とグラフィックス関係のドライバインストーラをダウンロー
ド.
そして,USBメモリでThinkpad i1800にコピーして
ドライバインストーラを実行してみる.
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やや?
これはインストーラではなかった.
この時代のPCのドライバインストーラは,
ダブルクリックするとインストールのためのデータ群を
Cドライブ直下のDRIVERSフォルダに解凍してコピーする,
ということしかしてくれないらしい.
IBMのサイトを見ると,
そのあと,コマンドプロンプトからコマンドを打ち込んで
個別にインストーラを実行する必要があるそうだが,
僕の環境ではなぜかうまくいかない.
そこで,DRIVERSフォルダ内のそれらしきアプリケーションを探して
勢いでダブルクリックで実行してみる.
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お!
インストーラが起動したっぽい.
そんな感じで,ネットワーク系とグラフィックス系のドライバインストールは終了.
再起動してみる.
グラフィックスドライバは正常にインストールされたようで,
画面解像度は15inch XGAとなった.
うん,画面がキレイだ.ドット欠け一つ無い.
いいジャンク品と巡り会ったなぁ.
続いて,ネットワーク系ドライバが
正常にインストールされているかどうかのチェック.
マイコンピュータ > プロパティ > ハードウェアのタブ > デバイスマネージャ
からドライバを確認.
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残念でした.ネットワーク系ドライバは正常にインストールされていない.
ということはどういうことかというと,
LANケーブルをLANポートに差し込んでも,
ネットに接続できんわけです.
う~ん,一度ネットに繋がれば,
ドライバ捜しは楽なんだが.
ネットに繋がらんのではどうしようもない.
困った困った.
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で,そんなこともあろうかと,
Buffalo TOUGH CONNECT LPC3-CLX
10/100M PCカードスロット用カプラレスLANカード
じゃんぱらで1000円で買った中古品ですが,
これをPCカードスロットに差せば,正常に動作するLANポートが手に入るハズ.
で,とりあえずそれでネットに繋いで,それからドライバ捜しをしよう!というワケです.
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さっそくLANカードをPCカードスロットに差す.
そして,製品付属のLANカード用ドライバをインストールしよう.
あ.
付属品は,フロッピーディスク...
そう,LANカード用ドライバは,フロッピーディスクに入っていた...
しかし,Thinkpad i1800は,フロッピーディスクが読めない.
ならば,フロッピーディスクが読める他のPCに
フロッピーを入れて,フロッピーディスク内のデータを
USBメモリにコピーし,そのUSBメモリでi1800にデータを移せばいい.
研究室の共用PCがフロッピーディスクドライブを備えていたので,
共用PCによってフロッピーディスク内の全データをUSBにコピーする.
そして,Windows2000用ドライバとおぼしきアプリケーションを
Thinkpad i1800にコピーして実行.
再起動.
・・・
うん.正常にドライバのインストールが完了.
で,LANポートにLANケーブルを差せば,
これでめでたくネットが出来るようになった.
早速アンチウイルスソフトのインストール,
Windows Updateをかける.
その後,ネットから幾つかドライバを追加インストールして,
研究室開発専用Windowsマシンの一丁上がり.
��結局,本体側のNICのドライバは発見できなかったけれど.
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現在の研究室デスクには,このThinkpad i1800に加え,
Linuxでの開発のためにThinkpad R40を投入しています.
Thinkpad R40
CPU : Celeron 1.7GB
Memory : 512MB
HDD : 忘れた.確か換装した.
OSは,Linux CentOS ver4.5あたりを入れていたような.
CentOSは,商用Linuxで有名なRed Hat LinuxのクローンOS.
比較的安定で,ユーザも多い優秀なOSらしいと聞いて導入.
でも,まだまだLinuxには慣れてないので,これから勉強です.
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ということで,4/9段階での研究室デスク.
左が,Thinkpad R40,右がThinkpad i1800.
うん,Thinkpadはデザインが良いです.
オフィスによく合う.
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