Apple の iPad といえば,巷で知らない人はいないというヒット商品.
タブレット端末を世界に普及させた立役者です.
昔から,こういうタブレット的な製品がほしいほしいと,
本当にiPod Touchが初めて発売されるより前から切望していた私にとって
iPad 発売はとても素晴らしい瞬間でした.
そうはいいつつ,諸々の事情でワンサイクル我慢して,
そうして,ようやくiPad2を買ったのが2011年の8月のこと.
Apple iPad2 (wifi) 32GB white
それからというものの,本当に活用しました.
特に,ベッドに寝転んで,だらだらネットサーフィンしたり,動画見たり,
電子書籍を読んだりするのは,これは本当に快適でした.
そんなiPadを,どうして手放す気になったのか.理由は二つあります.
重さ
wifi版iPad2の重量は,601g.これは,片手では持っていられない重さで,
両手でも,空中に持ち上げ続けるのが辛い重さです.
結果,ベッドに横になって,iPad2も横にして,一辺を地面で支えるという
自堕落な体勢がデフォルトになるわけです.
が,これにも落とし穴があって,うとうとしてくると,iPadを支える手の力が抜けて
iPadが顔面めがけて倒れてきて顔を強打.
これ,結構あるあるじゃないかと思います(私が自堕落すぎるだけかもしれませんが)
iPad miniの登場
そんな時に颯爽と登場した iPad mini.なんということでしょう.重量は308g.これならいける.支えられる!
そして,解像度はそのままに7.9 inch化した画面では,
今まで読めてた本がそのまま読めるんですよね.
iPad miniにできて,iPad2にできないことが思い当たらなかった.
しかも,iPad miniのほうが安い.これはもう買い換えるしかないですね.
そして別れの刻
ということで,iPad2を手放しました.都合良く,よく見知った相手がiPadを欲しがっていたので,
安値でお譲りしたのが年明けのことです.
そして,iPad miniを買おう.
そう思っていたのですが,これが予想外に品薄でして,
ヨドバシカメラもApple Storeも在庫が払底しているレベルで,
次の入荷がいつになるかわからないとのことでした.
仕方ないので,iPad miniの在庫を待つことにしました.
待っている間に気づいた,iPad保有のデメリット
iPadを手放した夜.寝る前に,ふと違和感に気づきます.
『ああ,そうだ,iPadはもうないのだ』
恐ろしいことに,寝る前にiPadをいじることが習慣化していたのです.
そして,ついついネットサーフィンをしたり,電子書籍のマンガを読んでしまったり.
このダラダラ時間が,実は無視できないレベルにまで私の生活を浸食していました.
私は読書が好きで,よく文庫や新書を読んでいたのですが,
iPad2を買って以来,ネットサーフィンと電子書籍のマンガばかりで,
溜まっていた100冊以上の紙の未読本に,殆ど手を付けなくなっていました.
気がつけば,iPad2でネットをだらだら彷徨うばかりで,
本の虫だったはずの私の楽しみであった,寝る前の紙の本での読書習慣は
どこかに蒸発してしまっていたのでした.
さらに悪いことに,寝る前に,バックライトのついた明るいタブレット端末の画面を
至近距離で眺めているんですね.睡眠に良いわけがない.
寝る前に明るいコンビニに入るようなものです.
しばらくiPadを断とう
iPadはすばらしい.それで得られる楽しいネットサーフィンや電子書籍は,
それはそれで快適で心地よい体験.
しかし,iPadは優れた多用途デバイスであるが故に,私を堕落させてしまいます
(少なくとも,意志の弱い私にとっては).
時間が無限にあるなら問題ではありませんが,時間は限られています.
ということで,積んである紙の本を読むためにも,iPad的なタブレットデバイスは,
しばらく買わないでおこうとおもいます.
このblogは,基本的には物欲(を反省するための)blogなので,
たまにはこういう自己への戒めとしてのweblogも必要ですね.
文章を書いていて,この流れで
『だからKindle Paperwhite を買おう』というのも筋は通っている気がしましたが,
いやいや,まずは紙の積ん読本を片付けてから.
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