2008年4月18日金曜日

Thinkpad i1800, 再生

古いノートPCを再生するときのメモ.

・・・


新しく配属された研究室,
なかなか楽しいところなんだけど,一つ問題がある.

それは,個人用PCが貸与されないこと.
共用もあるが,開発には個人用PCが必須.

ということで,ひと月くらい前に入手したジャンク品のノートPCを,
研究室専用PCにするべく,再生作業に着手した.

○Thinkpad i1800

CPU : Pentium 3 750MHz
Memory : 256MB
HDD : 30GB

状態は,バッテリ無し,その他細かい擦り傷が有るものの全体的にキレイ.
ジャンクなので,動作保証なぞあるわけがない.

「今時Pentium3ですか?」とか言われそうだが,
これでなかなか使い物になります.


この充実の背面ポートがその証.
左から,シリアルポート,パラレルポート,
RGBポート(アナログRGB映像出力),モデム,LAN,電源,USB1.0

そうです,今は無き,シリアルポートがあるのです!

シリアルポートが有るとなぜ嬉しいかというと,
ロボットの制御用のマイコン等との通信にはシリアルポートが
よく使われているからです.

まぁ,今はUSB-シリアル変換アダプタが普及してるので
それでも代用できるけれど,シリアルポートがあるに越したことはない.


そして,この時代まではグラフィック処理が
オンボードではない(マザーボード一体型ではない)ようで,
ちゃんと独立したグラフィック処理カードが搭載されている.

ということは,実はグラフィックスも強い(ハズ).


そしてそして,
さらには,DVDドライブが付いていることが判明!


動けば良いなぁ...

・・・

とにもかくにも,ジャンク品なので動作確認.
若松通商で買っておいたIBMのACアダプタを繋げて起動.

BIOS,まったく問題なし.
CDドライブも生きてる.

ということで,Windows2000を入れる.
しかし,この状態では,まったくドライバが入っていないので,
グラフィックスやネットワーク接続ができない.

そこで,他のPCを使って,
IBMのページからThinkpad i1800系のドライバインストーラを捜してくる.
とりあえず,ネットワーク系とグラフィックス関係のドライバインストーラをダウンロー
ド.
そして,USBメモリでThinkpad i1800にコピーして
ドライバインストーラを実行してみる.

・・・

やや?
これはインストーラではなかった.

この時代のPCのドライバインストーラは,
ダブルクリックするとインストールのためのデータ群を
Cドライブ直下のDRIVERSフォルダに解凍してコピーする,
ということしかしてくれないらしい.

IBMのサイトを見ると,
そのあと,コマンドプロンプトからコマンドを打ち込んで
個別にインストーラを実行する必要があるそうだが,
僕の環境ではなぜかうまくいかない.

そこで,DRIVERSフォルダ内のそれらしきアプリケーションを探して
勢いでダブルクリックで実行してみる.

・・・

お!

インストーラが起動したっぽい.

そんな感じで,ネットワーク系とグラフィックス系のドライバインストールは終了.
再起動してみる.

グラフィックスドライバは正常にインストールされたようで,
画面解像度は15inch XGAとなった.
うん,画面がキレイだ.ドット欠け一つ無い.
いいジャンク品と巡り会ったなぁ.

続いて,ネットワーク系ドライバが
正常にインストールされているかどうかのチェック.

マイコンピュータ > プロパティ > ハードウェアのタブ > デバイスマネージャ

からドライバを確認.

・・・

残念でした.ネットワーク系ドライバは正常にインストールされていない.

ということはどういうことかというと,
LANケーブルをLANポートに差し込んでも,
ネットに接続できんわけです.

う~ん,一度ネットに繋がれば,
ドライバ捜しは楽なんだが.
ネットに繋がらんのではどうしようもない.

困った困った.

・・・

で,そんなこともあろうかと,


Buffalo TOUGH CONNECT LPC3-CLX
10/100M PCカードスロット用カプラレスLANカード

じゃんぱらで1000円で買った中古品ですが,
これをPCカードスロットに差せば,正常に動作するLANポートが手に入るハズ.
で,とりあえずそれでネットに繋いで,それからドライバ捜しをしよう!というワケです.

・・・

さっそくLANカードをPCカードスロットに差す.
そして,製品付属のLANカード用ドライバをインストールしよう.

あ.

付属品は,フロッピーディスク...
そう,LANカード用ドライバは,フロッピーディスクに入っていた...

しかし,Thinkpad i1800は,フロッピーディスクが読めない.

ならば,フロッピーディスクが読める他のPCに
フロッピーを入れて,フロッピーディスク内のデータを
USBメモリにコピーし,そのUSBメモリでi1800にデータを移せばいい.

研究室の共用PCがフロッピーディスクドライブを備えていたので,
共用PCによってフロッピーディスク内の全データをUSBにコピーする.
そして,Windows2000用ドライバとおぼしきアプリケーションを
Thinkpad i1800にコピーして実行.
再起動.

・・・

うん.正常にドライバのインストールが完了.
で,LANポートにLANケーブルを差せば,
これでめでたくネットが出来るようになった.

早速アンチウイルスソフトのインストール,
Windows Updateをかける.

その後,ネットから幾つかドライバを追加インストールして,
研究室開発専用Windowsマシンの一丁上がり.

��結局,本体側のNICのドライバは発見できなかったけれど.

・・・

現在の研究室デスクには,このThinkpad i1800に加え,
Linuxでの開発のためにThinkpad R40を投入しています.

Thinkpad R40
CPU : Celeron 1.7GB
Memory : 512MB
HDD : 忘れた.確か換装した.

OSは,Linux CentOS ver4.5あたりを入れていたような.
CentOSは,商用Linuxで有名なRed Hat LinuxのクローンOS.
比較的安定で,ユーザも多い優秀なOSらしいと聞いて導入.

でも,まだまだLinuxには慣れてないので,これから勉強です.

・・・

ということで,4/9段階での研究室デスク.

左が,Thinkpad R40,右がThinkpad i1800.

うん,Thinkpadはデザインが良いです.
オフィスによく合う.

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