Google 認証システム (Google Authenticator) の導入

Gmailをもっと安全に．

二段階認証とは

Gmailや，Dropboxなどクラウドサービスが一般的になり，ここ数年でかなり便利になりましたね．その一方で，クラウドに集積された情報を狙う犯罪も増えており，Gmailのアカウントをハッキングされたことで，ありとあらゆるパスワードなどが盗まれてしまった，などという報告まで出てくるようになりました．
Gmailのアカウント盗まれたら，人によっては社会的なダメージを受けますよね．

ref) WIRED記者の悲劇から学ぶ「セキュリティ9つの常識」

そんなわけで，近頃流行なのが二段階認証です．万一IDとパスワードが盗まれてしまっても，盗んだ犯人がパソコンからログインしようとした際，そのパソコンが認証されていなければ，認証コードが必要になります．その認証コードを，電話なり携帯なりで受け取れる人，すなわち本人でなければ，ログインができないようになっているわけです．GmailやFacebookでも導入されています．

Gmailに二段階認証を設定

今回は，Gmailに，二段階認証を設定してみました．
Gmailの
アカウント設定 ＞ セキュリティ > 二段階認証プロセス

から設定できます．
今回は，コードを受け取る方法として，試しに

モバイル アプリケーション

を選んでみました．これを選ぶと，スマホのアプリを使ってコードを受信できます．
私は iPhoneを使っているので，iOS向けの "Google Authenticator" アプリをインストール．当然無料です．

詳細については，必ず事前にGoogle本家のサイトや，以下のサイトをご確認ください．
ref) Google アカウントへの二段階認証の導入
ref) Gメールの乗っ取りが国内で相次ぐ　二段階認証などの対応を（日本経済新聞）



当然ながら，二段階認証を設定しますと，認証されていないパソコンからはログインできなくなります．設定は慎重に行ってください．よく理解しないまま設定して，ログインできなくなってしまった，などということの無いように．

なお，Gmailの二段階認証プロセス設定画面では，「印刷用バックアップコード」が発行できるので，必ず印刷しておきましょう．

これにより，普通にIDとパスワードだけで管理するよりもかなり安全になると思います．転ばぬ先の杖，ぜひ設定しておきたいですね．

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なお，facebookの（というより，SNSの）セキュリティについては，こちらの本もおすすめです．

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